本書では端歩突き越し型のミレニアムを目指す指し方を見ていきます。。第１部ではミレニアムに組む前に後手が急戦を狙ってきた場合の指し方を考えます。急戦に対してはミレニアムに組む暇はないので美濃囲いで対抗することになります。四間ミレニアムを指すためには普通の四間飛車も指しこなす必要があるので、大変ですがしっかり勉強していきましょう。　本書では従来の定跡には載っていない急戦対策を惜しみなく載せました。本書が急戦に苦しんでいる振り飛車党の力になれば幸いです。
　第２部では後手が居飛車穴熊に組んだ場合の指し方を見ていきます。先手は端に手数をかけているので、手数の少ない３八金型ミレニアムに組むのが有力です。今までの攻め筋の復習も多いですが、形の違いよって形勢が変わってくるので、しっかり身に着けてください。

第１部 対右銀急戦
　第１章 序盤の駒組み　　　　　　　　　　　　3
　第２章 対右銀急戦　　　　　　　　　　　　　4
第２部 対居飛車穴熊
　第１章 序盤の駒組み　　　　　　　　　　　　87
　第２章 ３八金型ミレニアム対３一金型穴熊　　93
　第３章 ３八金型ミレニアム対３二金型穴熊　　135
　第４章 ３八金型ミレニアム対２四角早上がり　158
　第５章 ２八銀型ミレニアム　　　　　　　　　178
あとがき　　　　　　　　　　　　　　　　　　 184